長白山産の朝鮮人参 |
||
朝鮮人参の現状
朝鮮人参は中国東北部、黒竜江省、吉林省、遼寧省、河北省北部、長白山地方の山岳地帯や旧ソ連の沿海州、北朝鮮、韓国の森林内に自生しています。。 9月に入ると、朝鮮人参の産地に行けば、高圧噴水器で、収穫した人参の皮を剥く風景がいたるところで見られるようになります。朝鮮人参の皮を剥かずに乾燥させるときれいにならないためです。 祭りが始まると、参農(朝鮮人参栽培する農家)は休みになり、人々は家にいろいろな形の朝鮮人参模様の“灯籠”を飾ります。また人参を主題にしたいろいろな行事も行われ、料理や宴会も朝鮮人参を中心としたものになります。 朝鮮人参の主成分はサポニンです。サポニン以外に糖質(主にショ糖)、アミノ酸などが含まれており、朝鮮人参の香気成分としてはメトキシピラジン誘導体や、β-シトステロ−ル、脂肪酸などを含有しています。
朝鮮人参の品質といえば、六年根のものが一番よいとされます。ところによっては四年、五年で収穫してしまうこともありますが、四、五年根は六年根と比べると、有効成分のサポニン量が少なく、しかも二十種類のサポニンのバランスも不安定です。ですから、朝鮮人参はなんといっても六年根を選ぶべきでしょう。 朝鮮人参の煎じ方法 まず、五〇〇ミリリットルの焼酎をビンに入れ、その中に三〇〜五〇グラムの紅参の切片を入れて、約二週間漬け込みます。切片がふくらむ際に紅参の紅色がぬけて、美しい紅色をした人参酒ができあがります。白参を使った場合は、有効成分の溶出に二〜三ヶ月もかかり、しかも植物特有のくさみがあります。また、朝鮮人参の苦味が気になる人は、大棗一〇個ほど入れてください。大棗の甘味がついてのみやすくなります。 |